子育てワンポイント

こどものきもち

 ゆっくりな台風がやってきて、蒸し上がった夏の空気を吹き飛ばしているようです。徐々に気持ちの良い秋に向かってくれるでしょう。夏の間に保育の研修があって『子どものキモチはどこにある?』という話を閻きました。子どものキモチは「今」やりたいこと、大人のキモチは「大きくなった時」の心配という、子どもと大人のキモチのギャップが子育てや保育の難しさを生んでいるのではないか?といった内容がありました。ついつい「大きくなったらこまるよ・・・」「もう3歳だから・・・」など子どもが考えてもいない先の事を言った事がありませんか?私もあります・・・
 子どもは『やりたい』を叶えていくエネルギーを積み重ねていく事が大切です。そのためには大人に待ってもらって、「困っている事」を自分で解決していくプロセスを経験できるようにしていくことが私たちにできることです。例えば、小さな赤ちゃんだと『あのおもちゃがほい・・・ 』手を伸ばします。手が届かないと腕を伸ばして、足を曲げ、踏ん張って進みます。大きくなると『これをくっつけるためにはどうしたらいいんだろう?のりかな?テープかな?切り込みを れるのかな・・・?』と試行錯誤しますね。すぐに助けたり答えを出すのではなく待ちながら本当に固った時に手助けをしてあげるくらいが子どもの『やりたい』キモチを尊重できると思います。
 子どもを取り巻く環境は近年大きく変化しています。特にSNSの流通で簡単にいろいろな情報を目にする事ができるので、どれを頼ればいいのか、これでいいのか、こうしないといけないのでは?と迷ってしまうようなことがあります。周りからの目も気になり『正しいことをしなければならない』というプレッシャーも出てくるでしょう。

 日々忙しい生活の中ですが、ちょっと一呼吸付いて目の前の我が子は何を『やりたい』と思っているんだろう?と考えてみてください。困った事があったら保育園の園庭開放も行っているので、来園しお話も出来ますよ。