やる気スイッチ
今年のぞう組さんに、昨年大人数の前に出ると緊張してしまい、ずっとうつむいている子がいました。もちろんいつもは元気いっぱいに過ごしている子です。でも大人数の前はどうも苦手。お母さんは、「うちの子大丈夫かしら?」と心配していましたが、その子が今年、ひがとこまつりの太鼓の時に、恥ずかしそうにしながらも、堂々と皆の前で太鼓を叩いていました。その姿を、目を潤ませながら見ているお母さん。大きな成長を実感した一日になったかと思います。大人数の前に出て何かをするのはちょっと勇気がいります。自信がなかったり、やりたくない事だったり、本当はやりたいけど…理由はいろいろ。初めてのことだったりしたら尚更。何が起こるのか、何がはじまるのかわからず不安になります。それでも、やってみたいな…と思ったり、これなら出来そう!とちょっぴり不安がなくなり、いわゆる「やる気スイッチ」が入った時、それが大きく成長するチャンス。いいタイミングで背中を押してあげる必要がある場合もありますが、スイッチをいつ入れるかはその子次第。どんなことにスイッチが入るかもその子次第です。恥ずかしそうに太鼓を叩いていたその子も、恥ずかしさよりも、太鼓の楽しさから「やる気スイッチ」が入 り、「できる!」という自信をつけ、大きな成長に繋がったのだと感じました。
9月30日行ったお芋ほり。ひと株掘り終わった後に、「もっと掘りたい!」っと、掘り終わった土を一生懸命掘りはじめる子がいました。もうないだろうな…と思いつつも見ていると、お芋を見つけたのです。最初にお芋を見つけた時よりも大喜び!一度掘り終わった後に自分の「やる気スイッチ」 が入ったのでしょう。本当に誇ら しげな顔でした。ひとりひとりみんな違いはありますが、 様々な体験を通してたくさんスイッチを見つけられたらいいな!と思います。