先日、年長さんに太鼓の指導をお願いしている中山先生が「自分が太鼓を上手に叩けても、人の話を聞いたり、人がやっている所をちゃんと見られないのはダメ！ユーチューブやテレビはどんな格好をして見ていても、聞いていてもいいだろうが、目の前に本物がいる時は、本気で聞いて、本気で見なければダメ！」そう、ぞう組に話してくれました。

　確かに人が話していても、寝転がったり、話し続けていたり。そんな姿が年長児だけでなく多く見られるようになりました。それが全てユーチューブやテレビが原因とは言いませんが、影響を及ぼしているのは確かです。

　ひよこ組の懇談会でも話しましたが、子どもたちに絵本を読むとき、子どもたちの顔や反応を見ながら、絵本を読み進めていきます。声の大きさ、トーン、表情。この空気感がとっても大切な気がします。一方的にならずに、聞き手と読み手の空気感がぴったりと合うと何とも言えない心地よさがそこにあります。

　今の世の中、携帯やゲームなどあらゆるものと上手に付き合っていく事が大切になってきますが、本物との出会いは決してなくしてはいけないもの。この乳幼児期の子どもたちには特に必要な事です。