ひがとこっ子

おすしやさん

6月生まれのお友だちの誕生会を行いました。

誕生会の日は給食が特別メニュー。今月はひがとこずしの開店です。

おすしやさんの日は、自分でお皿を持って「ください」と、おすしやさんにやってきて自分の食べたいおすしを注文。「どれにしようかな…」なかなか決まらない子もいれば、「なっとう!」と、これと決めた物を繰り返し注文する子。子どもそれぞれ違います。小さい子どもたちも指差しして「これ!」と思いを伝えます。ひとつ食べ終ると、嬉しそうにお皿を持っておかわりにやって来ます。「きゅうりと、かにかま一緒に入れて!」「たまご2つ入れて!」大きくなるとこんな注文をする子もいます。

今はお寿司屋さんだけでなく、飲食店のオーダーはタブレット形式のものが増えました。ボタンを押したら、注文完了。「これください」「はいどうぞ」そんな声は自然と減ってきています。最新の機能を使って人員削減、仕事の効率化、メリットはたくさんあると思いますが、人と人とのやりとりは、こんなところでも失っているのですね。子どもたちは、毎日の生活の中で、たくさんの人と関わりながら、言葉だけではなく心を通わせていきます。はじめておすしやさんを体験した子は、おかわりに行くのが嬉しい。もう食べられないんじゃないかな…とこちらが思っていてもおかわりしたい!もう食べられないかも知れないとお腹が言っているがなんとなくわかっていても、おかわりにいきたい!だから、そんな時は子どもの様子を見ておすしの量を減らします。「これで最後かな?」と言葉を添えて。最後のひとつを食べ満足して終りにしていました。

今年度入園した子ども達は、はじめてのおすしやさん。4歳児の子どもが、食事を終え、こういいながら部屋に戻っていきました。「あーおいしかった!せんせいありがとう!」そんな言葉に、おいしくたべてくれてよかった!心もお腹もいっぱいになったんだな…と心が温かくなりました。